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NPO法人
壱岐しま自慢プロジェクト


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  地層で見る壱岐の歴史@
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文責 松崎靖男


3.壱岐の大断層

壱岐島が誕生した後、またしてもはげしい火山活動がはじまり、島にとって大変なことが起こります。
 溶岩の噴出やそれにともなう地割れなどがおこり、図3に示すようにF〜F´、つまり 黒崎・住吉・深江を結ぶ線で島の南半分が海に沈み込んでしまいました。
 これを 「湯の本〜筒城構造線(断層)」 と呼び、勝本層の分布はこの線から北半分に限られるようになります。


「島の科学22号」と「壱岐島の成り立ちと自然」より
 




*この火山活動の物凄さを物語る地層が、 猿岩の下にありますので案内しましょう。





猿岩下の火山活動跡 (ここからは海上穏やかで干潮時のみ案内可能)





4.長者原の珪藻土化石層 (壱岐で2番目に古い地層)

  八幡半島の長者原にある珪藻土化石層は、勝本層よりも新しく、壱岐層より古いとされ、約2000万年前から1500万年前に形成されたと考えられています。



八幡長者原層の薄層理珪藻土・泥岩
八幡長者原層の薄層理珪藻土・泥岩
八幡長者原層の化石 八幡長者原層の化石




5.石英斑岩の小山(温泉を持って上がった石英斑岩)

 湯の本では石英斑岩と言う白っぽい岩石が噴出して、温泉をもって上がりました。壱岐で石英斑岩を見ることが出来るのは、ここ湯の本だけです。


石英斑岩の小山に神社が祀られている
温泉を持って上がった石英斑岩が露出している

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